ベターっと開脚、必要ですか?

小田原の指圧・整体・マッサージ

リテア治療院です

 

股関節を柔らかくしたい

開脚のストレッチをがんばったら

痛くなったという患者さんが

来院されました

 

  “ベターっと開脚”

“めざせ180度開脚”など

体操選手やバレーダンサーのような開脚を

すすめる本や記事があります

この開脚は必要か?

なにより体に良いのか?

 

答えは

 

“必要ないし、良くない”です

 

きれいに開脚ができるようになると

足のむくみの改善 足が細くなる

ダイエット効果がある 歩くのが楽になる

このような効果があるという

科学的な証明は一切されておりません

 

 股関節について

股関節の横方向への正常な可動域

左右45度ずつ

 “開脚90度も開けば正常”です

日常動作をするための柔軟性は十分

 

それでも

きれいに180度開脚している人がいるし

気持ちよさそーと

いう方もいるでしょう

しかし

無理に関節を動かそうとすると

クッション材である軟骨

骨と骨をつないでいる靭帯

傷つけます

無理に開脚するのは足首の捻挫と一緒

足首捻挫は無理やり関節が動かされ

靭帯を損傷した状態です

 

ではなぜバレーダンサーや体操選手は

あんなに開脚ができるのか?

 

子供の骨は軟骨と骨が

はっきり分かれていません

その時期に開脚のような

過度なストレッチをすると

“骨の構造自体が少し変形”します

 そうすると体操選手のように

きれいな開脚ができるようになります

 

成人の骨は軟骨と骨が

はっきり分かれています

“もう骨の構造は変化しません”

 この状態で無理にストレッチをすると

靭帯だけではなく

軟骨も痛めてしまう恐れがあります

 骨の中には血管が通っていますが

軟骨は血管が通っていないため

損傷すると修復は困難です

 

過剰な柔軟性は“関節の不安定さ”

と言うリスクがあります

老化とともに筋肉量が減ると

さらに不安定さが増えてしまう

痛みに恐れがあります

 

バレーダンサーや体操など

特殊なスポーツをしている人以外は

180度開脚は全く必要ありません

 

股関節の痛みでお困りの方は

一度ご相談ください

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